株式会社ファイブスターズ アカデミー
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
まずはお気軽に
お問い合わせください。
03-6812-9618
電車の中で、スーツを着たサラリーマンが、夢中になってコミックを読んでいます。
コミックというと、ウィスキーをテーマにした『BARレモン・ハート』ぐらいしか読みませんが、
それでも『北斗の拳』のケンシロウの名前くらいは知っています。
そのケンシロウが一度敗れたという、サウザーという敵役がいるそうです。
生物学の専門用語では『内臓逆位』と言うそうですが、
これを引き起こすサウザー遺伝子なるものがショウジョウバエで見つかりました。
ただし、内臓のすべてが反転しているわけではなく、腸のらせん回転が通常と逆向きになっているだけです。
ところで、7年前に遺伝子シリーズを書いていた時、『浮気遺伝子』について触れました。
あります!
でも、人間の話ではありません。
ハタネズミには、プレイリーハタネズミとアメリカハタネズミというよく似た仲間がいます。
プレイリーハタネズミは一夫一婦制で、決して浮気はしません。
人間なら完全にお尋ね者扱いですが、幸か不幸かネズミの世界にはこれを取り締まる法律がありません。
その答えは遺伝子でした。
浮気者のアメリカハタネズミは、受容体の数が少ないのです。
そこで、治療?が試みられました。
すると、なんということでしょう!
その後の研究で、脳の中の腹側淡蒼球という部位にバゾプレッシン受容体があると単婚、
ないと多重婚ということがわかりました。
週刊誌を賑わせている有名人の浮気問題も、遺伝子の問題だと考えると少しは寛容になれますかね。
もしかしたら、将来は人間にもこの治療?が行われるかもしれません。
ホワイト&マッカイというブレンデッド・ウィスキーです。
まず最初に、35種類以上のモルト原酒をヴァッティングして、8ヶ月以上シェリー樽の中で熟成させます。
次に、そこにグレーン原酒をブレンドして、再びシェリー樽の中で眠りにつかせるのがセカンド・マリッジ。
『BARレモン・ハート』では、離婚した男性が元妻に
「俺にはお前しかいない。もう一度やり直したい」
というメッセージの謎掛けとして、このウィスキーを贈るというストーリーでした。
でも、ちょっと変ですよね。
そこでコミックでは、御丁寧に鷹の陶器ボトルに詰めたホワイト&マッカイが登場するのです。
『ホワイト&マッカイ』という名前は、創業者のジェームズ・ホワイトとチャールズ・マッカイからとったものですが、
彼らの死後はそれぞれの息子が跡を継ぎました。
そういう意味では、二人の友情はマリッジより深かったと言えるかもしれません。
現在は販売が終了していますが、『ゴールデン・ブレンド』というラインナップは、
日本向けにブレンドされた特別なウィスキーです。
親子三代にわたる名ブレンダーの家系に生まれたリチャード・パターソンが、
2年もの歳月をかけて完成させた逸品です。
アルコール度数は40度ですが、パターソンのお勧め通り少量の水を加えて38度にします。
なるほど。
スペイサイドモルトの比率を高くしているだけあって実にマイルド。
パターソン曰く、
「ブレンダーは一代で出来あがるものではない。幼い時からの訓練。環境。そして何よりも血が必要なのだ」
深いですね。
でも、さりげなく「幼い時からの訓練」と言っていますが、はたしてそれは法に抵触しないのでしょうか?
それより、「何よりも血が必要」と言うからには、
もしかしたら“ブレンダー遺伝子”なんていうのもあるのかもしれませんね。
初めての方へ|研修を探す|講師紹介|よくある質問|会社案内|お知らせ|お問い合わせ|サイトのご利用について|個人情報保護方針
© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.