株式会社ファイブスターズ アカデミー
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高級ウィスキーとしてなじみ深いお酒ですが、日本ではパーじいさんのことはイギリスほど知られてはいません。
ブランド名のモデルになったトーマス・パーは、なんと152歳まで生きた人物です。
ただ、戸籍が今ほどしっかりしていない1483年の生まれと言いますから、
この年齢も真偽のほどはたしかではありません。
しかし、かつての「きんさん・ぎんさん」のように
当時のイギリスで、パーじいさんのことを知らない人は一人もいませんでした。
驚くべきことに、当時の国王チャールズⅠ世がぜひ会いたいということで、ロンドンに招かれます。
150マイルも離れた田舎町から、数週間かけて馬車でやってきたパーじいさんは、
国王から長寿の秘訣を聞かれてこう答えます。
「特別なことはしていませんが、105歳の時に不倫がバレて、みんなの前で懺悔させられたことでしょうか」
なんということでしょう!
記録によれば、最初の結婚が80歳、その後102歳で再婚して子供ももうけているそうです。
この元気な老人のご尊顔は、ボトルのラベルで拝めます。
しかも、この肖像画を描いたのは、あのルーベンスだというから二度びっくりです。
何でも、ルーベンスの方から「ぜひ描きたい」と依頼したそうです。
でも、こんなのは序の口。
まだまだ驚くべきことがあります。
彼は、死後、国王や芸術家のお墓があるウエストミンスター寺院に埋葬されます。
シェイクスピアやT.S.エリオットといった有名人と同じ一角に眠っているそうです。
こうなるともう、「あっぱれ!」という他ありません。
ところで、大変興味深いのは彼の死因です。
謁見後、国王から年金をもらい後見人の伯爵の屋敷で贅沢な暮らしをすることになりました。
それまで質素な生活を送っていた貧しい農夫にとって、
何ひとつ不自由のない毎日は夢のようなものだったでしょう。
しかし、彼はそのわずか数ヵ月後に亡くなってしまいます。
医師の所見によると、内臓は健康そのもので何の異常も認められなかったそうです。
そして、死因の欄には「食べ過ぎによる急死」と書かれているそうです。
こんな贅沢な生活さえしなければ、彼はもっと長生きしたことでしょう。
“生きざま”も、そして“死にざま”も、なんともサプライズなおじいさんですよね。
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