株式会社ファイブスターズ アカデミー
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皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
植物に水をあげるとき「早く大きくなりなさい」とか、「きれいな花を咲かせてね」などと話しかけると、
本当にその通りになるというお話しです。
この説のルーツは、1966年2月のある寒い夜に遡ります。
ニューヨークに、クリーブ・バクスターというウソ発見器の技師がいました。
戦時中はCIAにも在籍していたというから、まさにその道のプロです。
何でも、業界の研究の中には「バクスター領域」という専門用語まであるそうです。
その日も、ニューヨークのタイムズスクエアにある彼のオフィスは、夜遅くまで明かりがついていました。
翌日、警察学校でウソ発見器の授業をするための準備をしていたのです。
作業が一段落したところで、コーヒーブレイクにしようと顔を上げたとき、
彼の目に事務所の片隅にある観葉植物が映りました。
不意に奇妙な考えが浮かびます。
「植物はウソ発見器に反応するのだろうか?」
本当に、科学者って、変なことを考えますよね。
そもそもウソ発見器の原理というのは、簡単なものです。
人間はウソをつくと、緊張感から交感神経が活発になり、ごくわずかですが手のひらに汗をかきます。
水は電気を通すので、指に端子をつけておくと、流れる電気の量が増えて針が振れるというわけです。
彼は、早速、そのドラセナという植物の葉に端子をつけてみます。
そして、根元の土にそっと水を注ぎました。
計算ではこうです。
根元から葉に水が吸い上げられると葉脈中の水分量が増え、電流を通しやすくなる。
だから、針は上に振れるはず。
ところが、針はわずかに下に動いたのです。
なぜだ? なぜ下に動くのだ?
彼が強い疑念を抱いたとき、今度は、まるで不審がる彼の顔色を窺うかのように、
針は微妙に上下に揺れ出したではありませんか。
それは、取調室で、追い詰められて動揺した容疑者の反応と似ていたそうです。
そこで、彼は考え直します。
おそらく、他に何かもっと強い刺激があれば、それをきっかけに反応が現れるはず。
そこで、持っていたコーヒーカップに葉を浸してみました。
しかし、針は動きません。
なぜなら、彼のコーヒーはとっくに冷めきっていたのです。
だめだ、もっと強い刺激が必要だ。
もっと強い刺激はないか?
その時、過激な考えが浮かびます。
そうだ!
ライターで炙ってみたらどうだろう。
ライターは隣の部屋のデスクの上にあります。
「早速取りに行ってみよう」と、そう考えたまさにその時でした。
彼が隣の部屋に向けて一歩足を踏み出そうとした、まさにその瞬間に、針は大きく上に振れたのです。
まだ炙ってもいなければ、ライターも手にしていないのにです。
それは、まるで、ドラセナが彼の意図を察知し、「止めて!」と悲鳴を上げているかのようでした。
これをきっかけに、バクスターは、植物は人間の心を理解するのではないかという研究に没頭していきます。
とはいっても、植物が人間の心を理解するというのは、科学的に証明されたわけではありません。
というのは、条件が同じなら誰がやっても同じ結果が出ないと、科学的に検証されたことにはなりません。
これを「追試」と言いますが、今話題のSTAP細胞は、まさにこの問題に直面しているのです。
バクスターの大発見も、翌朝事務所に出勤してきたスタッフがやってみると針は全く動きません。
どうやら、植物が人間の心を理解するということを、信じているか否かで結果が異なるようなのです。
しかし、私の経験では、「相手を嫌いだ」と思っていると、どんなにその気持ちを隠していても
なぜか相手に伝わってしまうものです。
人が悪意をもって接しようとするとき、植物でさえその悪意を感じとってしまうのならば、
人間がそれを察してしまうのは当然でしょう。
鏡に向かって斜めに立てば、鏡に映る姿も斜めです。
反対に、まっすぐに立てば、まっすぐに立ったあなたが映っています。
「だから、人と接するときは先入観を持たずにまっすぐに向き合いなさい」と、
あなたの事務所の片隅に置かれた観葉植物が、今日も小さな声で囁いていますよ。
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