株式会社ファイブスターズ アカデミー

生命科学者の村上和雄先生がある雑誌で「科学万能主義が人間を劣化させる」という
お話をされていました。

即ち「カネ」と「モノ」ばかりに価値が置かれていて目に見えない「人の生命の大切さ」や
「心」というものの価値がないがしろにされているというのです。

自分の両親、両親の両親・・・・と30世代までさかのぼると一人の人間が存在するためには
その後ろに10億人のご先祖様がいるそうです。
そのうち、一人でも遺伝子が途切れたら今の自分は存在しないわけで、自分が
生まれただけでも奇跡的なことだとおっしゃっています。

また、先生はこの遺伝子暗号の読み取りをされていて「このプログラムを書き込んだのは
一体誰だろう？」と考えると人間を超える力と働きを感じざるを得ないともおっしゃって
います。そして科学者が今こそ、この「人間を超える存在」について話さなければならないと
訴えていらっしゃるのです。

自分が今生きていることに「感謝」すれば、あの人が「こう言った」この人が「こんなことした」
なんて些細なことで思い悩むのは「生きているこの瞬間」を無駄にしていることなのかも
しれませんね。
自分のこの命が「自分一人のものでない」という「目に見えない生命のつながり」をもっと
私たちは意識して、自分の命を大切にしなければいけないと強く思いました。