株式会社ファイブスターズ アカデミー
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「ヤンキース・ドットソンの法則」とは、心理学者のロバート・ヤンキースとJ・D・ドットソンが、
ネズミを使って行った実験で分かった法則です。
まず、ネズミに黒と白の目印を区別するように訓練します。
次に、ネズミが教えられた区別を間違えた時には、電気ショックを与えます。
すると、電気ショックを受けたくないネズミは必死で学習し始めます。
その時、電気ショックの強さを次第に強くしていったら、強くするほど正答率も高くなりました。
いわゆる「ムチ」による成長ですよね。
ところが、あるピークを超えてしまうと、今度は逆に正答率が低下するではありませんか。
つまり、電気ショックが最適な水準なら好ましい刺激としていい結果が得られますが、
その刺激は、弱すぎても強すぎてもダメということになります。
この法則は、人間でも同じです。
適度なストレス刺激がある時には、パフォーマンスは高くなりますが、
その刺激が弱すぎても強すぎても、いい結果は得られないのです。
一時問題になった、学校の先生の体罰問題は、明かに度を過ぎたストレス刺激です。
ストレスという言葉は、もともと建築工学の「歪み」を表す専門用語です。
これを、初めて医学の世界に応用したハンス・セリエはこう言っています。
「ストレスは人生のスパイスである」
確かに、スパイスのまったく効いていないカレーはおいしいとは感じませんよね。
でも、現代では、激辛カレーになってしまっているケースが多いのではないでしょうか。
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