株式会社ファイブスターズ アカデミー
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人が説得されやすい時間帯というのがあります。
それは、食事中です。
これをフィーリンググッド効果といいます。
アメリカの心理学者ジャニスは、「がんは10年後には完治可能だ」という論文を被験者に読ませました。
その際、あるグループには何も与えず、もう一方のグループにはコーラとピーナッツを用意しました。
すると、食べ物を与えられたグループでは、論文に同意する人の割合が圧倒的に高かったのです。
アメリカではパワーランチといって、昼食時にビジネスの商談をすることが多いのはこのためです。
別の実験では、通行人に頼みごとをする際、コーヒーショップの前だと承諾率が高かったという報告もあります。
つまり、コーヒーの香りが漂っているだけでも、フィーリンググッド効果があったということです。
この理由については、食べることに意識がいってしまい、十分な検討がなされないためだと言われてきました。
しかし、脳科学からのアプローチにより、詳しいメカニズムがわかってきました。
脳の中の視床下部ということろは、様々な人間の「欲」を司っています。
ここに、摂食中枢といって食欲を司る中枢もあります。
動物実験で、視床下部に電気刺激を与えると、摂食中枢に攻撃的反応が現れました。
これはすなわち、獲物の補食活動をせよというメッセージだと思われます。
ところが、他にもうひとつ攻撃的反応が現れた部位があります。
それは、摂食中枢のかなり近いところにある「怒りの中枢」でした。
この部位は本来空腹とは関係なく、怒りによる攻撃行動をとらせる部位です。
ここも反応したということは、空腹時には攻撃的になると言えます。
実は私、社会人1年目の時に、些細なことで上司と大ゲンカしたことがあります。
なぜあれほど激怒したのか、後で自分でも不思議に思ったほどです。
そのとき私は、あまりに仕事が忙しくて昼食を抜いていました。
みなさん、飯抜きは避けましょうね。
イライラするだけですから。
食事によるフィーリンググッド効果というのは、脳科学的に言うと
空腹による怒り、つまり攻撃を抑える効果だと思われます。
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