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5☆s 講師ブログ

アル・ゴアの貢献

前回までのおさらいをしましょう。
地球温暖化の影響で北極の氷が融けたとしても、アルキメデスの原理により
海面上昇は起こらないのでしたね。
また、南極の場合は、温暖化によりかえって氷は増えるのでしたね。

では、グリーンランドなどの氷河はどうでしょう。
たしかに、これは間違いなく海面上昇につながります。

アル・ゴア氏は「不都合な真実」という映画の中で、「近い将来に」海水面は
6メートル上昇するかもしれないと指摘しました。

ところがこの映画は、ロンドンで、子どもたちにウソを教えていると裁判を起こされました。
裁判所の判断はこうでした。
この映画には9つの誤りがあるので、上映前に先生が、
「映画には誤りがあり、危険を煽りすぎている」と説明するようにというものでした。

では例によって、地球温暖化反対論者が理論的な拠り所としているIPCCの見解をみてみましょう。
彼らによれば、グリーンランドの氷が融けるのには、数千年かかるそうです。
数千年を「近い将来」というのは、どう考えても無理がありますよね。

地球環境問題を、科学の視点ではなく、感情だけでリードするのは危険なことです。
「不都合な真実」の中に、真実でないことがたくさん含まれていたという事実こそ、
今私たちが冷静に受け止めるべきことではないでしょうか。

「真実」というからには、アル・ゴア氏は客観的な事実に基づいて本を書くべきでした。
彼の作品に多くのフィクションが含まれているとしたら、彼に与えられるノーベル賞は
平和賞ではなく文学賞であるべきでした。

いや、その後の環境ビジネスマーケットを創出し、多大な雇用を生み出したことを考えると
経済学賞の方がふさわしいかも知れません。

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