株式会社ファイブスターズ アカデミー
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太った人には、なんとなく太った友人が多い・・・・
これは科学的根拠があるのです。
アメリカはボストンの近くにあるフラミンガムという町は、心筋梗塞や狭心症の研究をしている医師には
よく知られた町なのだそうです。
1948年にこの町の住民約5000人を対象に生活習慣と検診が行われました。
そして、それ以降も定期的に健診を繰り返しては、心筋梗塞などの発生状況が調べられました。
その後、その子どもたちを対象にした新たな調査が1971年から始まり、
2003年まで9回にわたり繰り返されました。
この調査の中身を精査していたハーバード大学のクリスタキス教授は、
肥満は伝染するかという着眼点からデータを洗いなおしました。
すなわち友人や家族が肥満だと、適正体重の人まで太ってしまうのかということです。
ある時点の調査から3年後の体重の変化で関連性を見ました。
ここで少し「友人」について説明しなければなりません。
というのは、本人が友人だと思っていても、相手は何とも思っていないかもしれないからです。
そこで、本人と友人が書いた「親しい友人リスト」に名前が載っているかも調べました。
その結果は驚くべきものでした。
「自分にとっての友人」が太っている場合、自分も肥満になるリスクは
太っていない場合に比べて1.6倍でした。
そして、「お互いにとっての友人」が太っている場合は、なんと3.3倍!
でも、「相手にとっての友人」となると関係ありませんでした。
つまり、自分が親密であると思い込んでいればいるほど、影響を受けやすいということです。
そして、同性の場合は相関が見られましたが、異性の場合は関係ありませんでした。
また配偶者の場合のリスクは1.4倍ということですから、
まさに「似たもの夫婦」になってしまうのですね。
クリスタキス教授曰く、友人や家族が太っていると、肥満に対する考えが変わってきて
肥満を許せるようになるからだとか。
この見解が正しいかどうかは定かではありませんが、日本でも昔から言うではありませんか。
朱に交われば赤くなるってね。
参考文献:辻一郎著「病気になりやすい性格」(朝日新書)
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