株式会社ファイブスターズ アカデミー
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前回、自閉症は遺伝病であると話しました。
そして、転座をおこしている遺伝子は、もともと7番染色体にあるFOXP2でした。
さて、以前、人類はいつ言葉を手に入れたかというブログで、今から2~10万年前の
ネアンデルタール人が初めて言葉らしい言葉を話したと言いました。
もうひとつ、分子遺伝学からのアプローチを紹介しましょう。
イギリスにK.E.という家系の一族がいました。
この一族の半分は難読症という言語障害で、残りの半分は正常です。
ということは、この言語障害は遺伝によるものとわかりますよね。
そこで詳しく調べたところ、FOXP2が原因遺伝子であることがわかったのです。
今の科学はとても進歩していて、特定の遺伝子が人類の歴史において
いつごろ進化を遂げたかということまでわかるのです。
FOXP2が進化を遂げたのは、いまから1~10万年前くらいです。
どうやら、FOXP2は言葉と関係しているようてす。
もしかしたら、FOXP2が進化した新しい人類が、ネアンデルタール人だったのかもしれません。
しかし、少し不思議な感じがします。
言葉をつかさどる遺伝子のひとつに障害が起きると、自閉症となってしまい、
他人の心が読めなくなるなんて・・・・。
私たちが、日ごろ言葉を介して他人とコミュニケーションを取ろうとするのは、
それによって相手の心を推し量ろうとしているからではないでしょうか。
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