株式会社ファイブスターズ アカデミー
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KYは、「空気読めない」ですが、これがひどくなると、「人の気持ちの読めない奴」
なんてことになります。
実は、人の気持ちを読むってことは、大変高度な脳の働きなのです。
心理学で大変有名な実験を紹介します。
サリーとアンの誤信念課題というものです。
今、子供たちがテレビの映像を見ています。
そこには、部屋の中でクマのぬいぐるみで遊ぶ、サリーという女の子が映っています。
やがてサリーはぬいぐるみをおもちゃ箱に入れて、部屋を出ていきます。
すると、今度はアンという女の子が入ってきます。
アンは箱の中のぬいぐるみを取り出して、タンスに隠して部屋を出ていきます。
またサリーが戻ってきました。
彼女はまたぬいぐるみで遊ぼうとしますが、一体どこを探すでしょうか、という問題です。
当然、おもちゃ箱ですよね。
だってサリーは、ぬいぐるみがタンスに移されたことなんて知りませんから。
ところが、このテレビを見ている子供たちの答えは違います。
3歳までは、みんな「タンス」と答えるのです。
正解の「おもちゃ箱」が出始めるのは、4歳児からです。
なぜなのでしょうか。
それは、3歳までは、サリーに心があることを理解できないからです。
つまり、人の気持ちを読むとか、人の心を読むという作業は4歳児以上で可能となる
かなり高度な脳の働きなのです。
でも、最近、部下の気持ちがわからない上司が増えているという不満をよく耳にします。
お互い気をつけましょうね。
だって、脳は3歳児程度なんて、とても不名誉なことですから。
さて、この誤信念課題ですが、正解は4歳児から出始めて、12歳でほとんどの人が
正解できるようになるそうですが、大人になっても正解できない人たちもいます。
一体どんな人でしょうか。
詳しくは次回で。
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