株式会社ファイブスターズ アカデミー
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前回に続いてテレビ番組から、思い込みの事例を紹介しましょう。
NHK総合の「みんなでニホンGO」という番組です。
冒頭にクイズが出されました。
巨人軍の長嶋さんが、現役選手を引退したときのセレモニーが映し出され、
あの名言「我が巨人軍は、〇〇に不滅です」が紹介されました。
問題は、〇〇の部分にはどんな言葉が入るかというものでした。
これは簡単ですよね。 もちろん「永遠」に不滅ですよね。
スタジオにいるほとんどの人がそう答えました。
ところが、正解VTRを見ると、なんと「永遠」ではなく「永久」に不滅です、
と言っているではありませんか。
私はわが耳を疑いました。
しかし、長嶋さんはまちがいなく「永久」に不滅です、と言っているのです。
専門家の解説によると、両者に大した意味の違いはないらしいのですが、
たとえば恋愛をテーマにした流行歌の歌詞には、圧倒的に「永遠」が使われているそうです。
たしかに「永久の愛」よりも、「永遠の愛」のほうがしっくりきますよね。
「永久」という言葉は、法律や契約書によく使われますが、
「永遠」となると、なんというか、より感情が入るような気がしますよね。
たぶん、長嶋さんの引退を目の当たりにして、センチメンタルな気分が高まったことが、
「永遠」と思い込んでしまった原因のようです。
でも、まだあるんです。
アトランタオリンピックの女子マラソンで、銅メダルを獲得した有森祐子さんの名言。
「自分で自分をほめてあげたい」
実は有森さんは、こんなことは言っていないのです。
正しくは「自分で自分をほめたい」でした。
こうなるともはや、「集団思い込み症候群」としかいいようがありませんね。
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