株式会社ファイブスターズ アカデミー

先日、東京駅で6時10分頃に人と待ち合わせをしていました。
その日は武蔵浦和という埼玉県での仕事でしたので
研修が終わってから駆けつけることになりました。

事前に事務所では「○時○分の埼京線・・・」などと事細かく調べて、
私の携帯に連絡がありましたので私もその通りの電車に乗れば
「あっという間に東京駅だ！楽勝」と、安易に考えていました。
が、世の中そんなに甘くないという事件が起こりました。
いえ、私が起こしました。

なんと、武蔵浦和という駅には「武蔵野線」という未知の電車が走っていたのです。
研修が終わり武蔵浦和に駆けつけると、改札口まん前の電光板に真っ赤な字で
「快速　東京行き　○時△分」とあるではあーりませんか！！

「事務所から言われていた時間より早い電車だ！」と思い、そのまま
その電車に突進して座席に座りました。
寝ているうちに直ぐに東京だと思いつつ30分ほどウツラウツラしていて目が覚めると
「なにやら吉川～吉川～」という車内放送が聞こえてくるではないですか。
吉川ってどこ？私は誰？という感じで見回しますと全く知らない駅を電車はチンタラ
走りだしているのです。

「確か快速のはずだけれど・・・でもこの電車の走り方は『鈍行』の走り方だ」と、はっきりと思い
隣の人に聞きました。
「これ東京行きますよね。後何分くらいですかしら？」
返ってきた答えは「そうですねぇ、あと50分くらいで東京ですよ！」と言われて
私の頭はもう真っ白です。

既に東京駅で待っていてくれる友人からは「いつ着くのか？どこに居るのか？」のメールが・・・
何とか連絡を取ろうとするのですが、あまりにびっくりして手が震えてメールが打てましぇん！

そうこうするうちに今度はなんと「西船橋～西船橋～」という声。
もう、悪魔の叫び声としか思えませんでした。
慌てて飛び降りて「東京に行きたいだけなのに何で、私はここ千葉県にいるわけ？？」と
自問自答しながら総武線に乗り換え、総武快速に乗り換え無事東京駅に着き、7時頃に
友人と出会えました。

まともに行けば30分で着くところ一時間半かけて東京に着いたという「あわてん坊」の
私の顛末でした。

そこで反省です。「電車を乗るときには何線かしっかりと指さし点呼で確認せよ」です。
そうすると、どこからともなく「これからは乗る電車の色を教えとくんだな」との声。
はい。すみません。以後気をつけます。
でも、当分は「武蔵野線の『む』の字も見たくありません」