株式会社ファイブスターズ アカデミー
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あるミニコミ誌を発行している方のお話です。
この人は某大手工業新聞の部長だったのですが、
「マスコミが景気を悪くしている」と主張して退職しました。
というのは、景気見通しについて明るい記事を書くと、なぜか新聞の売れ行きが悪いとのことで
暗い記事を書くようにプレッシャーをかけられるのだそうです。
日本は本当に絶望大好きなのですね。
今、この人は大阪で「日本一明るい経済新聞」というミニコミ誌を発行し、
関西で頑張っている社長を取材して掲載しています。
あるとき、いつも元気で、異常なまでに明るい社長がいたので
なぜそんなに明るいのか、と質問したそうです。
すると社長はこう言いました。
実は数年前、不渡りを出しそうになり、毎日が地獄のような日々だった。
ある朝、鏡を観たら、そこには今にも死にそうな男の顔が映っている。
あー、うちの従業員は、こんな顔を毎日見せられているのかと思ったら
本当に申し訳ない気持ちになった。
そこでその日から、会社では精一杯明るく振舞うようにした。
危ない会社というのは、たいした用もないのに訪ねてくる客が多い。
つまり、倒産のウワサを聞きつけて様子を見に来るのだ。
彼らはしばらくすると、あることに気がつく。
従業員がみんなすごく明るいのだ。
危ないというウワサがあるのに、なぜ?
あっ、そうか! 資金繰りのメドがついたんだ。
これなら取引を続けても大丈夫!
と、勝手に誤解して、彼らはさっさと引き上げて行ったそうです。
手を引いた取引先が1社もなかったおかけで、この会社もなんとか危機を乗り越えることができました。
それ以来、この社長はどんなときも、笑いを絶やさないのだそうです。
しかし、と私は思うのです。
つらいときにつらい顔は、誰でもします。
苦しいときに苦しい顔は、誰でもします。
でも、つらいとき、苦しいときに、笑顔でいられる人はなかなかいません。
そういう社長だからこそ、危機を乗り越えられたのでしょうね。
見習いたいものです。
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