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5☆s 講師ブログ

エモーショナル・ティア(3)

情動の涙に含まれている物質の3番目は、プロラクチンという女性ホルモンです。
このホルモンは、「いとおしさ」を感じる物質です。

皆さんもご経験があるかもしれませんが、昔わが子が生まれたという知らせを聞いて
病院に駆けつけた私はびっくりしてしまいました。
なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんの顔は、サルそっくりだったからです。

ところが、もっと驚いたのは、そのサルそっくりの赤ん坊を胸に抱いた母親が、
しきりに「かわいい」を連発することでした。
正直言って私には、この感性が全く理解できませんでした。

今から思えば、これはプロラクチンのなせる業だったのですね。
母性本能をくすぐるなんていうのは、このホルモンがあるからです。

えっ?
女性ホルモンだから、男には関係ないだろうって?

とんでもありません。
男性でも、女性ホルモンは微量ながら分泌されています。
もちろん、女性でも男性ホルモンは分泌されています。

だからややこしいのです。
つまり、男か女かというのは、二進法の「0」か「1」かで判断できることではなく、
それぞれのホルモンがどれくらい分泌されているかで、
「0」と「1」の間に無数に存在する可能性があるということです。

まぁ、それはさておき、今日の結論はこうです。
人は泣けば泣くほど、ますます人を好きになる。

なんだか柄にもなくロマンチックな話になってしまいました。

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