株式会社ファイブスターズ アカデミー
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さあ、幸福のホルモン「セロトニン」の第4回目です。
前回同様、ネタ元は有田秀穂氏の「セロトニン欠乏脳」(生活人新書)からです。
セロトニンが欠乏すると、うつ的傾向になることはお話しました。
しかし、なんとキレやすくなったりもするらしいのです。
実験用のネズミには2種類ありますが、体の大きいほうがラットで、小さいのはマウスです。
普段は、この2種類を同じ飼育箱に入れても、仲良く暮らしています。
ところが、大型のラットのセロトニン神経を破壊して、その飼育箱に小型のマウスを入れてみます。
すると、なんとラットは、マウスを殺して食べてしまったというではありませんか。
話は少し脱線しますが、この行動はラットにマリファナ成分を投与したときも起こります。
マリファナは、純粋に医学的に言うと、それほど危険な麻薬とは言えないらしいのですが、法的に禁止する根拠はこのことにあるそうです。
誤解のないように言いますと、「それほど危険とは言えない」というのは、タバコやアルコールに比べると常習性が低いということです。
つまり、純粋に医学的観点だけから言うと、マリファナを禁止するのなら、タバコや酒も本来禁止すべきものなのです。
もちろん、私は大反対ですけど・・・
さて、話を戻しましょう。
このラットの脳にセロトニンを補給すると、そのような凶暴性はなくなったそうです。
このことから、セロトニンの欠乏は、凶悪事件にも関係している可能性があります。
このことは、京都大学の正高信男氏も、「他人を許せないサル」(講談社)の中で触れています。
セロトニンは、以前お話したGABAなどと同じで、抑制型神経伝達物質です。
ですので、これが不足すると抑制がきかずに攻撃的になるというわけです。
この辺の話は、次回も。
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