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5☆s 講師ブログ

ポジティブ・シンキング(1)

ポジティブ・シンキングは、とても大切なことです。
同じ場面に遭遇しても、それをどう解釈するかで、どうやら脳の反応する場所が違うらしいのです。

出典は、リチャード・レスタック著 高橋則明訳「はだかの脳」(アスペクト)です。
ジョン・ガブリエリという人の実験を紹介しましょう。

まず病院のベッドに寝ている患者の写真を見せます。
あるグループには、「治る見込みなし」と説明し、その患者になることを想像させます。

すると、左脳の扁桃体の活性が上がります。
ここは恐怖に関係する場所です。

そしてもうひとつ、左脳の前頭前皮質の活性も上がります。
ここは、想像に関係します。
つまり、恐怖を想像していることが分かります。

一方で、別のグループには、同じ写真を見せながら「病気は重くなく回復途上である」と説明します。
すると左右の扁桃体とも活性が下がります。
そして、前頭皮質の一部の活性が上がります。

これは、認識を変えることで、感情的反応をコントロールできることを意味しています。

また、教会で女性が泣いている写真を見せて、「葬式」と説明するグループと、「結婚式」と説明するグループに分けたところ、扁桃体は同様の変化でしたが、「葬式」グループだけは前頭葉や眼窩皮質の活性にも変化がありました。

これは、扁桃体が感情的な反応をするのを、前頭葉が必死で押さえ込もうとしていると解釈できます。

不思議ですね。
写真は同じでも、解釈の仕方が違うと脳の反応する場所が違うのです。

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