株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

5☆s 講師ブログ

寿命遺伝子(3)

今回の話のネタ元は、田沼靖一氏の「死の起源 遺伝子からの問いかけ」(朝日選書)です。

最初に登場するのは前回お話したdaf-2遺伝子ですが、今回はdaf-16という遺伝子にも登場いただきます。
daf-2はインスリン受容体とそっくりです。
ということは、ここでもカロリー摂取と寿命は関係あるようです。

一方、daf-2は、daf-16遺伝子を抑制する働きがあります。
daf-2にキズがつくと、daf-16の抑制ができなくなります。

するとどうなるかというと、SOD活性が異常に高まるのです。
SODとはスーパー・オキシド・ディスムターゼの頭文字で、活性酸素を取り除く役割をしています。
そして、たくさんの活性酸素が取り除かれた結果、寿命が延びたというわけです。

なーるほど。
寿命には活性酸素も影響しているようですね。

そこで、もうひとつの寿命遺伝子にご登場いただきましょう。
age-1遺伝子です。

あまりに直接的なそのネーミングにびっくりしてしまいますが、エレガンス線虫のage-1遺伝子にキズがつくと、寿命は1.5倍に延びるそうです。
そして、このときもSOD活性が高まるのです。

ということで、今日の結論はこうです。
活性酸素は大敵である!

と言っても、活性酸素って一体何?
わっかりました。
そのうち詳しい特集やりましょう。

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.