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5☆s 講師ブログ

長寿遺伝子(2)

寿命遺伝子の研究でひっぱりダコの生物がいます。
それは、エレガンス線虫という虫です。
エレガンスという名前の由来は、なんでもくねくね進むその軌道が、数学のサインカーブのようにきれいだからとか。

彼らの寿命に影響を与えている遺伝子は3つあります。

ひとつは、daf(ダフ)-2遺伝子です。
何でも「冬眠モード」と「通常モード」の切り替えに関係しているようです。
ここにキズがあると、冬眠モードに入りやすく、しぶとく長生きするそうです。
ということは、よく眠る人ほど長生きってことになるのかな?

次に、clk(クロック)-1遺伝子。
これを変異させると、生体リズムがゆっくりとなります。
脱糞回数も1.5倍の間隔になります。
ということは、スローモーな人ほど長生きってことですかね?

このclk-1遺伝子に構造が酷似したものは、哺乳類でも見つかっています。
上記の変異体に、ヒトのクロック遺伝子を注入したところ、リズムも寿命も元に戻ったそうです。
やっぱりスローモーは長生きなんだ!

最後に、eat(イート)遺伝子。
このスペルを見ただけで、「またか」と思った人もいるでしょう。

そうです。
カロリー制限に関係する遺伝子です。

長寿には、そのほかに10以上の遺伝子が関係しているようですが、今日の結論はこれです。
『食事の量を控えろ!』

分かっちゃいるんですがね・・・
おいしいものを我慢して長生きするか、腹いっぱい食って早死にするか?

私の結論はこうです。
おいしいものを少しだけ食べて、そこそこ長生きしたい。
皆さんはいかがですか?

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