株式会社ファイブスターズ アカデミー
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今回は、遺伝しない性格、つまり後天的につくられる性格についてみてみましょう。
前回同様、石浦章一氏の説です。
遺伝ではなく、後天的に作られる性格は、以下の3つです。
まず、自己志向。
わかりやすく言うと、自立心のことです。
具体的には、自己責任を感じたり、臨機応変に対応することです。
また、自己受容も含まれます。
自己受容のできている人は、「もし自分が○○だったらよかったのに・・・」などと思うことはありません。
自立心の弱い人に申し上げます。
決して遺伝のせいにしてはいけません。
でも、育った環境が原因だとすると、結局は親の責任ということになりますかね。
次に、協調性。
他人の気持ちを考えたり、同情したり、協力しようとする性格を言います。
また、「自分が得するとわかっていても友人を裏切れない」というのも入るそうです。
ちょっと意外な気もしますよね。
というのは、以前、オキシトシンを吸わせると人を信じやすくなると書きました。
オキシトシンも脳内情報伝達物質ですので、その分泌量は遺伝的に決まっている可能性があります。
でも後天的ということになると、その人の人生経験次第でオキシトシンの分泌量が決まるのかもしれません。
そういえば、幸福を感じるホルモンであるセロトニンだって、訓練次第で分泌量が変わるんでしたよね。
本論に戻りましょう。
最後は、自己超越性です。
わかりやすく言うと、オカルトを信じるかどうかです。
霊的現象を信じたり、自分が自然や宇宙と一体となるという感覚なども含まれます。
また、我を忘れて熱中しすぎることも関係あるようです。
いずれにせよ、宗教を信じるかどうかというのは遺伝しないようですね。
なお、性格ではありませんが、球技のテクニックというのも遺伝しないそうです。
そういえば、野球の名選手の息子というのはあまり活躍していませんものね。
アメリカではそういう事例がありますが、おそらく小さいときから慣れ親しんだ環境の影響と思われます。
前回と今回のお話は、石浦章一著「いつまでも『老いない脳』をつくる10の生活習慣」(ワック社)を基にしました。
氏は、他にも能力等の遺伝について興味深い文献を書いておられますので、もう少しご紹介しましょう。
ということで次回は、IQ遺伝子についてお話しましょう。
さあ、私たちの知能は果たして遺伝なのでしょうか?
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