株式会社ファイブスターズ アカデミー
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前回、日本の平均寿命の延びは、新たな抗生物質の発見と関係があると話しました。
では、なぜ日本だけがその恩恵に預かれたのでしょうか。
それは、非常によく整備された国民皆保険制度のおかげです。
現在、先進国の中で平均寿命が短いのはアメリカですが、これは健康保険制度の不備によるものだと、クルーグマンも指摘しています。
この改革を訴えていたのはヒラリー・クリントンでしたが、オバマ大統領に敗れたことで改革はまた先の話になってしまいました。
つまり、日本はいち早く国民皆保険制度を実現し、しかも次々に発見される抗生物質を健康保険の適用対象としたおかげで、乳幼児の死亡率が激減したのです。
このことが、日本を世界の長寿国に押し上げた本当の原因です。
もちろん巷間言われているように、ヘルシーな日本食などの影響もあるとは思います。
ただ、食の要因だけでこれほど寿命が延びるとは考えにくいことです。
平均寿命の延びが、医学の発達に負うところが大きいということは、この調子で医療が進歩していくと、平均寿命はますます延びるということになります。
専門家の予測では、がん・脳血管障害・心筋梗塞の3大疾病に対する有効治療法が確立されれば、あと7年は延びるだろうと言われています。
医療の発達は喜ばしいことですが、公的年金にとっては財源の問題からいって大問題なのです。
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