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5☆s 講師ブログ

もはや高齢化社会ではない!?

「高齢化社会」とよく耳にしますが、実は日本は高齢化社会ではありません。

ちょっと難しい話になりますが、学術的な定義から見てみましょう。

国連の定義では、65歳以上人口が全体の7%を占めると「高齢化社会」といいます。
一方、人口学の定義では、14%を占めると「高齢社会」となり、「化」がとれるそうです。

現在の日本は19%に達していますので、もはや高齢「化」どころの騒ぎではありません。
あえて言うならば「超」高齢社会です。

19%という老人の多さも問題なのですが、日本の場合もっと深刻な問題は別なところにあります。
それは、高齢化の進むスピードが異常に早いということです。

65歳以上人口の占める割合が、7%から14%になるまでどれくらい時間がかかったかを見てみましょう。

フランスが115年、スウェーデン85年、アメリカ75年となっています。
比較的早いスピードで高齢化が進んだドイツでさえ40年もかかっています。

これが、日本の場合は、なんとたったの25年なのです !
前代未聞のギネス記録ですよね。

人口構成がこれほど短期間に激変すると、最初に悲鳴をあげるのは社会保障制度です。

お分かりいただけましたでしょうか。
そもそもこれほどの猛スピードで高齢化が進んだら、はじめの公的年金制度をそのまま維持することは土台無理な話なのです。

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