株式会社ファイブスターズ アカデミー
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昨年来、政府の打ち出した経済対策の目玉である「定額給付金」については悪評ばかりが目立ちます。
報道機関が実施しているアンケート調査でも、大半の国民が「効果なし」と切り捨てています。
すでにこのブログでもお話しましたが、この「ばら撒き」は実に効果的な経済対策なのです。
というより、このような危機的状況のときには、「ばら撒き」がもっとも有効な経済対策となるのです。
では、どこがまちがっていたために、これほど批判されるのでしょうか。
まず、この政策が「経済対策」なのか、「弱者救済対策」なのかを曖昧にしてしまったことです。
この政策は純粋に経済対策です。
決して弱者救済ではありません。
なぜなら、これっぽっちの金額で弱者が救われるはずはないからです。
しかし、「高額所得者は辞退すべき」などという外野の声に影響されて、政府のスタンスが曖昧になったのが間違いでした。
この政策が有効に機能するためには、ばら撒かれた給付金をみんなが遣ってしまうことが必要です。
貯金に回してはいけないのです。
経済学的に言うと、「追加的所得」は「追加的消費」に回らなければいけないのです。
この場合、高額所得者が貯蓄に回すことは考えにくいと言えます。
なぜなら、彼らにとってはそれほどの大金でもないので、直ぐに遣ってしまうと思われるからです。
逆に、低所得者も貯金には回さないでしょうが、彼らは日々の必要生活費に充ててしまう可能性が高いでしょう。
ということは、低所得者の消費総額は変わらないということになります。
これでは効果はありません。
要するに、この政策をもっとも効果あらしめるのは、高額所得者なのです。
それを「矜持の問題」という風に、精神的な問題にしてしまうからいけないのです。
これはあくまで、純粋な経済政策なのです。
ですので、高額所得者の方にお願いです。
定額給付金を辞退することはせず、そしてできればもらった以上のお金を遣ってください。
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