株式会社ファイブスターズ アカデミー

昨年は、リーマンショックをきっかけとした世界同時株安など、経済ではいいニュースが
少なかったですね。評論家によれば、今年もそれほど明るい見通しにはならないようです。

いままでは、アメリカの旺盛な消費が世界の景気を牽引してくれました。
つまり、アメリカが世界の「消費センター」として機能してくれたおかげで、日本製品もバカ
売れしたし、中国などの新興国の生産も右肩上がりだったわけです。

では、今年はどうでしょう。

まず、金融機関を見てみると、アメリカの投資銀行はかなり苦しい経営状態になっています。
まるでバブル崩壊後の日本のようです。
ヨーロッパの金融機関も、利益追求を目的として商業銀行から投資銀行化への転換を目指して
いたために、怪しげな証券を山ほど掴まされています。
この状況は、一般企業も同様です。

今、世界中を見渡して、一般企業も金融機関も、もっとも健全な状況にあるのは日本なのです。
こう言い切ってしまうと、「冗談じゃない！業績も急激に悪化していて楽観視などできない」と
お叱りを受けるかもしれません。

私の言っているのは、昨年と比較しての話ではありません。
世界中の企業や金融機関と比較しての話です。

つまり、世界中で相対的にもっとも健全なのは日本なのです。

新年の第一声として私が言いたいのは「日本はもっと自信を持つべきだ」ということです。

この日本の健全性に世界の投資家が気づき、株式市場への投資が盛んになるのも時間の
問題ではないかと思っています。