株式会社ファイブスターズ アカデミー
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福田さんはあんなことになってしまいましたが、先月新内閣を組閣したときに、上げ潮派か、増税派かと騒がれました。
上げ潮派というのは経済成長を重視する考え方で、経済発展によって税収を改善し、財政の健全化を目指す人たちのことだそうです。
一方、増税派というのは、経済成長が見込めないので、財政健全化のためには増税も止む無しとする人たちのことだそうです。
ここに根本的な疑問があります。
政治家の中で、はたして経済成長を重視しない人がいるのでしょうか?
もしいるとすれば、即刻引退するべきでしょう。
財政の健全化は大切ですが、それが景気対策より優先することはありえません。
まず、経済成長ありきなのです。
経済成長があれば、増税しやすい環境も整います。
皆さんもう忘れてしまったのでしょうか?
1997年に橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げました。
これを契機に、個人消費が一気に冷え込み、上昇しかけていた日本経済は反転して底なし沼の様相を呈しました。
そしてあの、金融機関破綻の連鎖を生み出し、日本経済は『恐慌』の一歩手前まで行ってしまったのです。
これから後、現在に至るまで、日本の自殺者数は非常に高い水準で推移しています。
リストラ等の影響により、中高年男性の自殺が急増したことがその原因の一つです。
多くの経済学者が、このときの橋本内閣の決定を『歴史的誤り』と指摘していたのは、つい先日のことだったではありませんか。
結論はこうです。
経済成長が見込めないから増税するという考え方は、大恐慌を引き起こす可能性があります。
財政再建は大切なことではありますが、多くの失業者の自殺と引き換えに手に入れるものではないはずです。
でも、このまま借金が返せなければ大変なことになると、メディアは大騒ぎしています。
次回は、借金が返せなかったら、一体どうなるかについて考えて見ましょう。
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