株式会社ファイブスターズ アカデミー
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「値上げは許さない」という消費者の姿勢が、日本中の業者を窮地に追い込んでしまったといっても、それじゃインフレ大歓迎というわけにもいきません。
そこでインフレターゲット政策が必要になります。
例えば、物価が1年で数十倍とか数百倍になるようなハイパーインフレは、経済そのものを破壊してしまいます。
そこまで行かなくても、1年で2倍になっただけでも生活は大変です。
2倍ということは、インフレ率は100%ということです。
現在インフレターゲット政策を取り入れている国の多くは、インフレ率をだいたい1~3%くらいに目標設定しています。
日本では、インフレ率がマイナス1%というデフレのときにこの政策が議論されましたので、1~3%という数値が経済知識のない関係者にアレルギーを引き起こしたようです。
しかし、現在のようにモノの値段が上がり始めたときに、1~3%という目標数値を設定することは、むしろ政府・日銀の本気性を感じさせるのではないでしょうか。
このブログで一貫して主張してきたことは、もっとも望ましいのは低インフレで、もっとも危険なのはデフレだということです。
メディアの報道を見る限り、いまや日本経済の心配事は、デフレではなく高インフレであるかのように思えます。
しかし、本当にそうでしょうか。
とても気になる本があります。
上野泰也氏の「デフレは終わらない」(東洋経済新報社)です。
そうなのです。
インフレ率を測る消費者物価指数とは、かなり広範囲にわたる商品について価格を調べるものです。
小麦粉や乳製品が値上がりしたからといって、物価全体が上がるとは限りません。
現に、先日のニュースでは、デパートでは売り上げ低迷の打開策として、低価格の衣料品の品揃えを充実させたと報道されていました。
問題の本質はモノの値段が上がることではなく、私たち消費者の意識の中に、「値下げは善であり、値上げは悪である」というデフレ期待が存在することです。
そうです。
日本経済の危機は去っていないのです。
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