株式会社ファイブスターズ アカデミー
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若者たちが将来の不安に備えてせっせと貯蓄すると、一体どのようなことが起こるか考えてみましょう。
現在、車の販売台数が落ち込みはじめています。
ということは、自動車産業を取り巻く環境は今後ますます厳しいものとなるでしょう。
当然リストラが行われ、自動車産業全体で雇用できる規模はどんどん縮小していくことが予想されます。
若者たちの買い控え行動は何も自動車だけではありませんので、あらゆる業界が販売不振に陥ります。
すると、企業としては当然リストラに着手せざるを得なくなります。
ということは、若者たちは自らの就職先を失うことになるのです。
幸いにも職を得ることができた若者も安心はできません。
買い控えの影響で、自分の勤める会社の製品が売れなければ、当然給与は下げられます。
また、リストラで職を失う事態もありえます。
以前にもお話しましたが、節約・倹約して貯蓄に励めば励むほど、逆に景気はどんどん悪くなるという、いわゆる『節倹のパラドクス』というのがこのことです。
多くの国民が貯蓄に励めば励むほど、就職は困難となるかリストラされる危険性は高まります。
これも『合成の誤謬』として解説しましたよね。
これもこのブログでは耳にタコができるほど書きましたが、大事なことなのでもう一回言いますね。
貯蓄というのは、ある経済状況のもとでは「美徳」ですが、別の経済状況のもとでは「悪徳」なのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
もちろん、貯蓄の悪影響についてキチンと世間に知らしめるという責任は、経済学者にあります。
しかし、やはりしっかりすべきは政治です。
国民が貯蓄行動に走る背景には、「将来への不安」があります。
この将来への不安を取り除くというのは、政治のもっとも基本的な要件なのではないでしょうか。
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