株式会社ファイブスターズ アカデミー
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少し前のことになりますが、テレビで「消費しない若者たち」をテーマに特番を組んでいました。
若者といえば、以前はみんな車を欲しがったものですが、現在は全く違います。
車は、若者には人気がないのです。
自動車メーカーにとって、国内の販売台数の落ち込みは深刻な問題となっています。
一方で酒を飲まないという若者も、3人に1人の割合でいるそうです。
では、いまどきの若者は何にお金を使っているのでしょうか。
なんと、「貯金」なのです。
彼らはとにかく贅沢をせずに、せっせと小銭を溜め込んでいるのです。
ちりも積もれば・・・のとおり、番組で紹介した若者などは、毎月結構な金額が預金通帳に印字されていました。
なぜ彼らは貯蓄に走るのでしょう?
若者たちの答えは、異口同音に『老後のため』でした。
20代前半の若者たちが『老後』を口にする姿に、私は強い違和感を覚えました。
以前このブログでお話しましたが、経済学では「貯蓄は異時点間の消費である」と考えられています。
つまり、今貯蓄に励むのは、将来貯めたお金で何かを買うからだという考えです。
要するに、貯蓄とは、将来という異なった時点の消費であると捉えるのです。
確かに、若いうちに老後の生活費消費分を貯めておくというのは、「ライフサイクル仮説」として経済学でも論じられています。
でも、かつてメディアを賑わせた名古屋のきんさんぎんさんは、テレビの出演料を何に遣うかと聞かれ「老後のために貯金します」と答えました。
このときすでにお二人は、100歳を超えていたのですが・・・。
この感覚と似たようなものを、私は若者たちに感じてしまうのです。
彼らは、将来の消費のために貯蓄しているというよりは、どちらかというと「貯蓄するために貯蓄している」といった感じが強いように思うのです。
次回は、この現象をもたらした原因について考えてみたいと思います。
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