株式会社ファイブスターズ アカデミー
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『格差社会』という言葉がメディアでもよく使われます。
ちょっと前までは一億総中流社会と言われていたのですが まさに隔世の感があります。
メディアでは、医療費が払えないお年寄りや、リストラで子どもの学費が払えなくなった親たちの話が取り上げられています。
格差社会の下の方はなんとなくイメージが沸くのですが、では上の方、つまりお金持ちの人たちとはどのような人なのでしょうか。
個人的には、ホリエモンのようにIT関係で若くして起業した、いわゆる”ヒルズ族”のイメージがあります。
しかし、橘木俊詔氏と森剛志氏が執筆した「日本のお金持ち研究」(日本経済新聞出版社)を読んだら、ずいぶんイメージが変わりました。
彼らは、高額納税者名簿をもとに、年収約1億以上の高額所得者にアンケートを出したのですが、なんと有効回答率は8%もあったそうです。
回答者の33%は企業家で、23%は開業医でした。
つまり、中小企業経営者と医者とが大半を占めるのです。
意外なのは弁護士で、わずか0.3%にすぎません。これは芸能人と同じ占率です。
また開業医といっても、眼科と美容外科に集中しているそうです。
眼科の場合、白内障の手術でずいぶんと儲かる制度が一時期採用されていたことも影響しています。
しかし、近視の手術などについては、たとえ健康保険がきかなくてもメガネをかけたくない人が大勢受けていると聞きます。
美容外科はもちろん健康保険はききません。
先日、増え続ける医療費を健康保険でまかないきれないため、高齢者にとってきびしい制度改正がありました。
メディアは改正どころか大改悪との論調で報道しています。
しかし、健康保険のきかない診療が大繁盛しているというのは、実に奇妙な印象を受けますよね。
一方で、その健康保険で賄われる医療を担当している医師は、過酷な勤務で疲れ果てています。
大規模病院では深刻な医師不足も叫ばれています。
一体わが国は、豊かなのでしょうか、それとも貧しいのでしょうか?
次回は、格差が広がった背景についてお話しましょう。
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